新居&幼稚園選び @ 東京

今の家に住み始めて三ヶ月目になりますが、本帰国することが判明してからの家探し・幼稚園探しについて書きたいと思います。

実家が愛知県で、大学も名古屋、就職した会社が静岡県のため、東京に一度も住んだことのなかった私。

私が知っている東京と言えば、学生時代定期的に訪れていた範囲内と、社会人時代に出張で来ていた会社周辺、あとは上海で出会って先に本帰国した友人のお宅へ何度か遊びに行っていたので、その辺りぐらい。

 

いざ住むとなると、私の場合は元の会社に復職する可能性が高かったので、夫婦二人同じ場所へ勤務することになるから、第一条件としては、会社へ通いやすいこと。

具体的には、電車一本で会社まで行けて、自宅から最寄り駅までは近距離であること。

あとは、日常生活を送る上で便利な環境=近所にスーパーやドラッグストアがあって、物価が安く、いざという時(仕事で遅くなった時)お惣菜などが入手できること。

この条件でエリアを絞り、更にその中で、預かり保育のある幼稚園を探しました。(全てネット上で探し、区役所や園へ電話をしまくりました。)

 

英語好きな息子、上海では、日系幼稚園の国際クラスへ通い、アメリカ人の先生が担任という環境だったので、初めは、できればその環境を維持したいと考えていました。

でも現実的には、インターナショナルスクールは預かり保育がないし、預かり保育があるような英語教育の保育園も住みたいエリアにはないし、何よりもまず、夫婦共働きになるとしても学費が高すぎる。

英語教育のある幼稚園は見つけたものの、たかだか週一回一時間にも満たない程度だったりと、ワーキングマザーになる私にとってベストな環境と言える園はありませんでした。

なので英語は習い事として続けると決めて、あと他に譲れない条件としては、保育園ではなく幼稚園へ通わせること。

初めは、「預かり保育(延長保育)と言えば私立幼稚園でしょう」と思い、エリア内で探していたのですが、預かってもらえる時間が短い上に料金が高くて、更に夏休みなどの長期休暇は実施していなかったり、夏休みはあっても冬休みや春休みの一部はない等、保育園のように一年中預かってもらえるような園は見つかりませんでした。

そんな時、先に本帰国した友人の一人から、認定こども園へ通わせているという話を聞いたことを思い出し、私が住みたいエリアにもそういう園がないか調べたところ、いくつかの区立幼稚園が幼保一体施設となっていて、幼稚園登園時間の前後は預かり保育を実施しているとのこと!

「これだー!」と思って早速電話してみると、たまたま来年度の定員の枠がまだあるから、引っ越す前から予約をすることができて、三月末日までに区役所へ転入届を出して、園に住民票を持って行けば入園できると、ご丁寧に園長先生自ら教えてくださいました。

ちなみに、会社の場所的に、その隣の区でも比較的通いやすかったので、住むエリアとして検討していたのですが、同じような幼保一体の園があったものの、そちらの区では、既に住民票のある家庭しか入園予約をすることができませんでした。

どっちにしても、今住んでいる区の方が断然通いやすいし、幼稚園をはじめ、教育に関しての評判が良さそうだったから、結果的には良かったです。

しかも、その頃から第一候補だった今住んでいるエリアから徒歩で通える範囲内に、区立の幼保一体施設は二ヶ所あったので、家の物件見学の際に幼稚園も両方見学させていただき、結局は最初に電話をして好印象だった今通っている園に決めました。

私が調べた感じだと、東京都内の区立幼稚園は、ほとんどが四歳・五歳(年中・年長)の二年保育なので、普通に日本に住んでいるご家庭だと、三歳の一年間は幼稚園に通わないor別の園へ通わせることになるので、ある意味ハードルが高くなると思うのですが、年少までを上海の幼稚園で終えて、年中から日本の幼稚園へ通うことになったうちの息子にとっては、他のお友達と同じタイミングで入園式を迎えられたことも大きなメリットでした。

とにかく幼稚園教育を受けられて、預け保育のある園へ入れることに必死になっていたから、入園するまでは気づかなかったのですが、区立の幼稚園=先生は東京都の職員ということもあって、園長先生をはじめ、とてもしっかりされている方々ばかり。

数年前に、区の文化施設内に新築されたばかりの園だから、新しくて綺麗なのはもちろん、同じ建物内にコンサートホールや音楽スタジオがあって、楽器を吹く我が家にとっては、それもまた魅力の一つでした。

↑そのホール

先日、ここで区の教育に関する講演会があって、幼稚園の役員で、そういう講演会に参加する係になっているため行ってきました。

役員は一人一役必ず何かをするようになっているのですが、ワーキングマザーのことも考慮されていて、土日に開催されることの多い講演会拝聴の係は、まさにワーママのためのもの(笑)

もちろん私は自ら希望しました。

実は、レンタルスタジオはもう何度も利用していて、フルートの練習に活用しています♪

幼稚園と同じ建物内ということで、息子の送迎の前後に立ち寄れて本当に便利。

敷地内に園庭もあって、しかも砂場の砂は、わざわざ海辺から運んできて定期的に整備しているそう。

上海ではほとんどできなかったお外遊びを、毎日思う存分堪能している息子。

洗濯は大変ですが(笑)、毎日楽しそうに通っているその姿を見ていると、この園にして本当に良かったと思います。

 

先日、給食試食会がありました。

幼保一体施設の園なので、保育園へ通う子供達は毎日給食、幼稚園も週に二回給食が提供されます。

園の中で手作りされている給食、栄養満点で優しい味付け、中国に住んでいた私からすると、もうありがたいかぎりです。

週二回はお弁当、残り一日は食べずにお昼で降園ですが、週に二回ぐらいなら、子供のためにお弁当を作るのは、それほど手間ではないと感じています。

八月から預け保育でお世話になる予定の我が家、水曜日を含め、毎日給食にすることもできるのですが、周りの子達がお弁当の日は、私も早起きして作るつもり。

 

一番初めは英語環境を優先して園探しをしていましたが、最終的に私が園に求めたものは、息子がのびのびと外で遊べて、おいしくて安心安全な給食を食べられて、あたたかい先生方が見守ってくれつつ最低限の幼児教育をしてくださること、そして、早朝と降園後の預け保育があって、自宅から徒歩で通えること。

あとは、できれば「内容に見合う保育料」と思っていたのですが、預かり保育代を含め、区立だからびっくりするほど安くて大満足です(笑)

預け保育については、入園してから所定の就労証明書を園経由で区に提出し、認められてから利用することができるので、働くか働かないかまだ分からないという状況でも入園後に決められるという点も、私には合っていました。

ただ、延長保育は最大で18時半までなので、バリバリ残業もこなすような働き方をする場合は難しいと思います。

 

同じ園へ通うママさん達も気さくな方ばかりだし、意外にも転勤族の方も多く、息子のクラスの三分の一ぐらいは我が家と同じく、この春引っ越してこられたご家族。

中にはフランス駐在帰りのご一家もいらっしゃったり、一学期いっぱいでアメリカへ駐在されるご一家も。

息子の英語教育については、インターナショナルスクールのサタデースクール(今は水曜日だけのアフタースクール)へ通うことに決め、週に一回だけど、10時から14時までの四時間、みっちり英語漬けの時間を確保することにしました。

けっして強制的ではなく、体験レッスンを受けてみたら、本人が「楽しいからまた行きたい」と言ってくれたので決めました。

毎日英語の環境と比べたら少ないけれど、幼い頃から身につけてきた基礎力があると信じて、これから始まるワーママ生活に無理のない範囲内で続けさせていければいいかな。

自宅でも、CDを聴きながらリーディングブックを声に出して読む習慣がついているし、それらも続けていきたいと思います。

 

最終的に自宅は、駅から徒歩一分のマンションに決めて、幼稚園は徒歩でも行けるけれど、自転車で送り迎えをしています。

家賃は高めだけど、駅近物件に住むことにしたおかげで、自転車は駅付近で駐輪場を借りる必要もないし、朝は息子の登園をダンナに任せ、私はできるだけ早く出社して、夕方早めの時間にお迎えへ行くためにも、自宅から会社まで15分で行ける環境は便利だし、いろいろ時間をかけて悩んで決めてきた甲斐がありました!

以上、私の経験が、少しでも他の方のお役に立てるようにと思い、書いてみました。