辞書引き学習で情報リテラシーを高める【深谷圭助教授をお招きしての特別ワークショップ】

上海で出会った友人Ericaちゃんからお誘いいただき、息子と二人で辞書引き学習のワークショップに参加してきました。

もともと幼い頃から百科事典を見たり読んだりするのが好きだった息子、一番最初に手渡した「辞書」は、五味太郎さんの「すてきなひらがな」でした。

この記事に書いている通り、三歳半前には平仮名をマスターしていたのですが、この頃から息子は、私が必死になって読んで聞かせたり教えたりしなくても、自分で見て、声に出して読むことを、自らしていたように思います。

そして、放っておいても(笑)文字はもちろんのこと、いろんな言葉を覚えていく。

当時は上海に住んでいて、日常的に中国語を聞いたり、四歳になる一ヶ月前から通い出した、モンテッソーリ教育の幼稚園の英語クラスで、毎日ネイティブ先生の英語を聞いていたから、耳からも英語を学んでいたし、駐在前に受けた会社の帯同者向けの研修で、12歳ぐらいまでは「母語」を大切にするようにアドバイスをいただいていたけれど、四歳の一年間は、英語のシャワーを浴びさせる決断をして本当に良かったと思っています。

帰国してから三年半経ちましたが、週一回のネイティブ先生によるレッスンを続け、七歳八ヶ月で英検五級に合格するレベルをキープしています。

ちょっと脱線してしまいましたが、そんな息子にとって、言葉を学ぶことは、おそらく遊びと同じようなことと捉えていて、小二になった今も、帰宅後、学校の宿題が終わってからも、自ら辞書を読んで(「調べる」ではなく)いたりするほどの辞書好き。

例えば今朝も、「犬の鳴き声は英語でどんな発音をする?」と聞いたら、「バウワウ!」と発音し、「ママ、ちょっと見て。」と言って、お気に入りのミッキーの和英辞典の一番最後のページを開き、「ほら、ここに載ってるよ!」と「ワンワン」が載っているところを指差すという、国語辞典だけでなく和英辞典までも、どんな単語が載っているか覚えているほどの読み込みっぷり(笑)

「辞書引き学習」のことは全く知らなかったけれど、小学校入学と同時に、息子にドラえもんの国語辞典を手渡していました。(↓今日もこれを持参)

中国に住んでいたからか、三歳半の頃には興味があったと思われる漢字も、去年、小学校入学と同時にたまたま「う○こ漢字ドリル」が流行り、本人がやりたいと言うので、去年の夏休みに、ダンナのお母さんが小一から小六まで全巻買ってくれて、今は四年生に突入しています。

それがあるから漢字辞典は与えていないのですが、息子の漢字への興味は尽きることがなく、小学校で習う範囲を超えた質問をしてくることも多いので、探しに探した結果、写真左側の、ディズニーの「中学校で習う全漢字の書き方」を与えました。

という環境の息子なのですが、私が今日、深谷先生から学んだことは以下でした。

小学校の国語の学習指導要領では、学ばせるべき漢字の数は決まっているが、形容動詞などの数に規定はなく、例えば、国土については五年生の社会科で地名などを習い、歴史上の人物名は六年生で習うため、語彙力が高ければ高いほど、国語だけでなく他の科目の理解力の向上につながるとのこと。(あくまで私なりの解釈です。)

それは、日常的に自ら言葉を学んでいく息子の様子を見ていて、私自身もなんとなく実感していたことでもあったため、ものすごく腑に落ちました。

私自身が、幼い頃から本を読むことが好きで、そこから「書くことが好き」につながり、仕事でも商品のコピーを書いたりしてきたし、何よりもこうしてブログを書くこともやっぱり好きで、好きだからこそずっと続けられることでもあり、そんな私の家には、当たり前のように本がたくさんあるし、息子のスイミングスクールの待ち時間に、同じ建物内にある図書館で、毎週、息子のための本と私が読みたい本を借りてくる生活をしているのも、今の息子の本好き&辞書好き&言葉好きにつながっているのかな?と改めて思いました。

 

そして、どんどん進化し続けるEricaちゃんを見て、私も自分のやりたいことを形にしていきたい衝動を抑えられなくなってきちゃいました。

会社員という立場だから、今の私にできることは限られているけれど、一度きりの人生、「他人の時間」ではなく、「自分の時間」を生きることが、私らしい生き方。

上海で音楽活動をしていた時のモチベーションを思い出しつつ、今の私が考えていることを少しずつ形にしていこうと、セミナー後、上海つながりの友人親子ちゃん二組とお茶をして、改めて決意しました。

私の背中を押してくれるのは、いつも上海つながりの友人達☆