初心忘るべからず。

息子、水曜日は幼稚園お休みの日だけど、今週末の運動会に備えて、今日は特別登園日。

11時半にお迎えで、貴重なおひとり様タイムだけど、どうしても今書き留めたいことがあって、洗濯の合間にブログタイムです。

 

最近、息子に手をやくことが多く、怒る度に、私もその対応がベストだったか反省する毎日なのですが、フルートを吹いていて気がつきました。

難しいパッセージがうまく吹けない時、そもそも基本に忠実になって、音大受験の頃のように、毎日基礎練習をしっかりやっていれば、アルペジオの一部のような音の並びは難なく吹けるはず。

ろくに基礎練習もせずに、コンサート前にいきなり曲を吹こうとするから指がまわらないわけで、もっと日頃から基礎を積み重ねないとダメだなぁと初心にかえった時、それは育児でも同じだと気づきました。

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(本棚から引っ張り出してきた、高校時代から使っているフルートの教則本。)

 

息子を妊娠した時、嬉しいと同時に、健康で五体満足な子が生まれてくるかどうか、出産して自分の目で確かめるまで不安で仕方がなかった。

生まれてからも、夜中泣き止まない息子を抱え、「この子、何か異常があって泣いているのでは?」とか、初めての育児で分からないことだらけだった産後、自分と息子の将来を悲観しては落胆していた日々。

それが少しずつ楽になっていって、毎日一緒にいると分からないけれど、日々成長していって、あたりまえだけど、今や夜は普通に眠り、翌朝目覚め、喜んで幼稚園に通っている息子。

赤ちゃん時代のように四六時中抱っこしていなければならないわけでもなく、そばで見守っていれば、自分の好きなことをして過ごしてくれるし、お友達と仲良く遊ぶこともできる。
ご飯もよく食べるし、いろんなことに興味を持って取り組むことができるし、一日に何度も「ママ大好き」と言って抱きしめてくれる愛しの息子。

普通なことかもしれないけれど、こんなに幸せな気持ちにさせてくれる存在が身近にいるってことは、妊娠した時から今までに抱いてきた不安な気持ちや苦労を振り返ると、日々のイライラさせられる出来事なんて、なんでもないことのように思えてくる。

転んでケガをすることはあるけれど、大きな病気もせずに元気でいてくれて、大気汚染が心配な中国ではあるものの、何不自由なく暮らすことできて、よく考えてみたら、これ以上幸せなことってないのでは?

 

人間は欲張りで、どうしても今自分が持っていないものを求めてしまいがち。

時々落ち着いて自分を見つめ直さないと、どんどん大切なことを忘れて、自分の欲望のままに生きようとしてしまう。

忙しい時ほど立ち止まって、客観的に自分を見ることが必要だと改めて気づくことができました。

今の私はとっても幸せ。

そんな今の生活への感謝の気持ちを込めて、今週末のコンサートで演奏したいと思います。

さぁ、練習練習!


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