音楽

かれこれもう一ヶ月以上前、とっても久しぶりに、尊敬するフルーティストさんのコンサートへ行くことになり、その演奏を聴いて、いろんな想いが溢れた私。

やっぱり音楽をはじめとする芸術は、本物を体験することが何よりも大事。

プログラムの内容から、まるで自分がフランスを旅して、その景色を見ているような気分を味わいました。


私が昔、ここに想いを込めたように、音楽って、一粒一粒の音色や和音、ダイナミクスや音程、ビブラートなど音楽的要素の融合と、演奏者の表情やオーラ、聴衆が醸し出す雰囲気など、その場全てのものが、一瞬一瞬の音を造り上げていき、耳から聴くだけでなく、空気の振動そのものを、五感全てで感じるものだと改めて思いました。

今こうしている間も刻一刻と流れていく時間、もう二度と戻らないその瞬間に、その場にたまたま居合わせた人達と、その一瞬一瞬を積み重ね、一度限りの生きた音楽を共有する。

これこそが、「今を生きる」ことの醍醐味であって、音楽という芸術の素晴らしさなのだと思う。
それを我が子にも伝えていきたいという想いの下、息子がやりたいと言う時にはフルートを教えているし、最近は、楽譜の読み方にも興味津々で、この曲のメロディーを音名で歌えるようになりたいというリクエストがあり、あえて手書きで楽譜をおこしてみたところ、楽典の基礎を教えなければ、楽譜に書いてある意味を理解させられないという気付きがあり、私自身も勉強になりました。


私が教えたことを、自分で楽譜にメモしたがる息子を見て、自ら学びたいと思っている意気込みを強く感じて、嬉しくなりました♪

そして、楽典を教えていて感じたのは、楽譜って、算数の要素満載。

楽典を教えながらも、少数や分数の概念の説明もできて一石二鳥だし、算数好きな息子はますます惹きつけられているのでした(笑)