この日は、世界遺産「福建土楼」の観光。
朝9時にアモイ市内のホテルを出発して車で向かいました。
アモイ市内は海沿いにあるのですが、土楼があるのは、お茶が採れるような山高い所。
そこまで2時間半ほどのドライブは、上海では見られない景色の連続で、外を眺めていて全く飽きませんでした。
上海でもよく見るような高層ビル建築ラッシュの開発地区から始まり、昔からあるような古い民家兼店舗が並ぶ通り、一面のバナナ畑(詳細はダンナのブログにて)、洋蘭の栽培が盛んな地域、途中から山道に入り、静岡でも見慣れたお茶畑が広がっていました。
私が見たのは、たかだか福建省のほんの一部なのに、中国って本当に広いんだなーと実感しました。
上海以外で行ったことのある中国国内と言えば、数年前に出張で行った西湖周辺だけ。
ダンナが駐在にならなければ、なかなかこの国に旅行で来ることはなかっただろうし、私の人生において貴重な体験をさせてもらっていることを改めて認識しました。
今回、思い切って国内旅行にしてよかった!
これからもいろんな中国に出会いに行きたいと思います。
少し脱線しましたが、お茶畑の中にようやく姿を見せたのが土楼。
私は、土楼は一ヶ所だけだと思っていたのですが、そうではなく、この辺り一帯にたくさん残っていて、今でもそこで生活している人達がいるそうです。
上の写真は、私達が観光した土楼ではなくて、車で通りかかった時に撮影した土楼。
こんな感じで、けっこうあちこちに建っていました。
観光の前にお昼ごはん。
こんなお店で地元料理を食べました。
竹の子の煮物や、高麗人参のスープ、写真には写っていないけれど、ダックさんも出てきました。
どれもとっても素朴な味。
私達が食事をしたのは三階の個室だったのですが、階段からベランダに出ることができて、外へ出てみたら、この建物はレンガで造られていました。
裏の山肌は赤褐色の土。
この辺りに来るまで見てきた景色の中で、普通の家がレンガ作りだったのは、もともとこういう土の地域だからだということが分かりました。
だから土楼建築が盛んだったのですね。
ちなみにガイドさんの話によると、鉄観音を栽培する条件も、この赤い土が必須らしいです。
そして食後はいよいよ土楼観光。
美しい緑の中に、いくつか並んでいる土楼。
実際に観光したのは別の所。
中では普通に人々が住んでいて、一階は観光客相手のお店。
ここで地元産のコーヒー豆を買いました。
上海に戻ってから毎朝飲んでますが、苦味が少なくて飲みやすいです。
あとは、先日記事にした鉄観音も買いました。
その間息子は、椅子を並べて楽しいそうに遊んでいました(笑)
その後、里山を散歩して、アモイへの帰路につきました。
行きにバナナ畑を通った時、ガイドさんが「赤いバナナがおいしいよ」と言うので、途中寄り道してバナナを購入。
息子が寝ていたので、私は車内から見学。
黄色いバナナを試食用としてもらい、早速食べるダンナとガイドさん。
もちろん、私とドライバーさんももらいました。
これがこの時買った赤いバナナ。
中は黄色いバナナと同じような色で、味はちょっと酸味があって、正直黄色い方がおいしかった。。
まぁ、ここでしか食べられないものということで。
夜はアモイ市内で、魚介料理。
地元でも有名なお店らしく、とってもおいしかったです。
ここでもまた、海老好きな息子からのリクエストで、ひたすら剥き続けたのは言うまでもありません。。
この白身魚のフライが、この旅行中に食べたものの中で一番おいしかったかも!