上海ブラスバンド 定期演奏会

昨日は、ダンナが所属する吹奏楽団のコンサートでした。

 

行きは地下鉄だったけれど、コンサート終了後には雨が少しパラパラ。

出張で上海に来ている父と夕食を一緒に食べる約束をしていたので、私がタクシーをひろって父のホテルへ向かい、その後父も一緒に我が家へ帰ることにしたものの、タクシーが全く捕まらず。。

仕方なく駅まで歩き、「地下鉄で自宅最寄り駅まで行くことにした」と、父に電話。

父も地下鉄で来てくれることになり、最寄り駅に着くと、なんと大雨・・・どころかゲリラ豪雨。。

地下の駅から地上に上がったところは屋根があったので、とりあえずそこで父を待つことにしたけれど、タクシーは全くつかまらないだろうし、傘持ってないし、おまけにベビーカーだし、果たしてここからどうやって帰ったらいいのか・・・と途方に暮れていると、目の前に傘付き二人乗りバイクのおじちゃんが登場!

初めは、「これに乗るのはいろんな意味で危険だよねぇ」と、自分で自分に問いかけていたけれど、しばらくしたら、スーツケースを持った日本人らしき男性が来て、10元でそのバイクに乗って送ってもらう交を渉しているではありませんか!

すかさず私はバイクのおじちゃんに話しかけ、「彼を送ったら次に乗せてほしいから、またここに戻ってきてくれますか?」と、つたない中国語でなんとか伝えると、「オッケー」と。

その日本人らしき男性が、首から私と同じマンションの入門カードを下げていたので、近いからすぐに戻ってこられるだろうと思ったし、これで本当に戻ってきてくれるのなら信頼できるとふみました。

10分ぐらいすると戻ってきてくれて、しかも私の隣にいた中国人が、「乗せてほしい」と言うと、私を指さして、「彼女が先」と言ってくれました!

またつたない中国語で、父がここに来るから少し待ってほしいと伝えると、全然嫌な顔をせずにタバコを吸いながら待ってくれて、5分後ぐらいに父到着。

私と息子を送った後、またここに戻ってもらって、父も乗せてきてもらおうと思ったけれど、だいぶ小雨になってきていたから、父は自分で歩いていくからいいと。

というわけで、私と息子、そしてベビーカーを乗せてもらうことになったわけだけど、果たしてベビーカーはどうするのか?

先の男性のスーツケースは、おじちゃんの足元に置いていたけれど、もっと大きいこのベビーカーは?

とりあえず折り畳んで見せると、おじちゃんは自分の膝の上に乗せ、ベビーカーの上から手をまわしてハンドルをにぎる。。

私はおじちゃんの後ろの座席に座り、私の膝の上に息子を乗せ、荷物を左肩にかけて、さぁ出発!

とってもゆっくり走ってくれて、人生初のバイクに乗った息子は大喜び。。

事前に聞いた通り、本当に10元で私が住んでいる棟の玄関まで送ってくれました。

見事に雨にはぬれず。

駅に着いてゲリラ豪雨と知った瞬間はどうなるかと思ったけれど、全く想像もしない手段で無事帰宅することができました(笑)

 

この一連の出来事を、今朝の中国語のレッスンで先生に話したら、めちゃめちゃ面白がっていたけれど、バイクのおじちゃんに対して、「そんなに親切な人はそうそういないし、感動的な話だね。そしてあなたはとってもラッキーね!」と言われました。

最後、おじちゃんに、「謝謝」以上の感謝の気持ちを伝えたかったものの、その言い回しが分からず言えなかったことが悔やまれ、それはしっかり先生から教わりました(笑)

他にも、おじちゃんとの会話のやりとりで、こう言ったらもっと分かりやすく伝わった的なことも教えてもらい、昨日の経験をしっかり授業に活かすことができました。

それでももう、ゲリラ豪雨にあうのはごめんです。。

 

— Marie@iPhone4


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