最近つくづく思うこと。

自分の過去を振り返ると、これまでに経験してきたことは、全てが今の自分にとって必要なことで、無駄だったと思えることは一つもないような気がする。

以下に、私の場合の例を長々と書き出してみました。

 

幼い頃からピアノを習っていた。→音楽が好きになり、中学で吹奏楽部に入るきっかけとなった。

中学の吹奏楽部でフルートに出会う。→好きすぎて、とにかくうまくなりたい一心で練習した結果、特待生として高校へ進学。

吹奏楽部が強い高校へ入学。→吹奏楽以外の音楽の世界を知りたくなって、音大を目指す。部活と音大受験のレッスンに明け暮れたものの、推薦で大学合格。

現代文が得意だった。→文章を書くことが好きで、後に、PR業務でのコピーを書く際に発揮できたり、ブログを始めるきっかけにもなった。

音大へ入学。→ソロはもちろん、オケや室内楽、和声や音楽理論を学び、教員免許まで取得したものの、やっぱり吹奏楽が好きだと気づき、音楽に関わる仕事をしながら吹奏楽でフルートを吹くことができる場所を探し、楽器メーカーに就職。

会社の吹奏楽団でフルートを吹く。→入団一年目の終わりから首席を任され、吹奏楽曲でのソロだけでなく、数人でのアンサンブル曲やコンチェルトでの演奏機会をいただく一方、もしも就職しないで、単独のフルーティストとして活動していたら、どんな人生を歩んでいたのだろう?と、いつも心の奥底で考えていた。

業務で庶務を担当する。→得意でなかったPCに触れることになり、事務系業務の基礎を学んだ。

業務でフルートの調整を教わる。→フルートの構造を学び、自分でちょっとした修理ぐらいならできるように。

広報・企画の部署へ異動となる。→販促物制作を担当し、Photoshopやillustratorの使い方を学んだり、撮影スタジオでの商品写真撮影に立ち合ったり、プロモーションビデオやウェブサイトの企画を経験。ウェブに関する知識を増やしたくて、この頃にこのブログを始めた。さらに、上司がアメリカ人だったり、現地法人のスタッフや外国人のアーティストと関わることもあり、英語を習い始めた。もともと海外旅行は好きだったが、この頃から海外にとても興味がわくようになった。

吹奏楽団で出会った夫と結婚。→音楽のことや仕事のことも含め、私のことを全て理解して協力・応援してくれるパートナーとの生活が始まる。

業務で商品の企画を担当する。→苦手な数字関連に四苦八苦するものの、メーカーでの軸となる業務を経験できてとても勉強になった。演奏とは異なる大舞台でプレゼンする機会が増えて、自信にもつながった。

自宅を購入。→吹奏楽団を退団しても、気兼ねなくフルートを吹ける環境を手に入れた。

息子を妊娠。→吹奏楽団を休団、産休育休を取得させていただき、八年ぶりに落ち着いた生活を送る。

息子を出産。→ママになり、全く新しい世界を知った。友達の輪が広がった。

夫が上海駐在になる。→一歳になる息子と一緒に帯同して、人生初の海外生活を送ることになった。一年後、育休満了で一旦退職(本帰国後に復職予定)し、「就職しないで単独のフルーティストとして活動していたら?」と、ずっと頭の中で考えていた立場で演奏活動できるチャンスが到来。上海で演奏活動を始めた。

音楽を通じて、チャリティーや社会貢献に興味がわく。→この先、何かにつながるのかな?

中国語を勉強する。→同じく、この先、何かにつながるのかな?

ますます海外が好きになる。→同じく、この先、何かにつながるのかな?

ブログを通じての出会いに恵まれる。→ますますブログに燃える(笑)

 

その時々は、辛い時期や大変な時もあったけれど、後から振り返ると、一つ一つのことが今の自分の何かにつながっているように思う。

そう考えると、たとえ今置かれている状況が苦しかったとしても、それを乗り越えれば新しい何かにつながる気がするから、長い目で自分の人生を見られるし、未来の自分がもっともっと楽しみになる。

ここ上海を離れる時の私は、どのくらい成長しているのかな。

その先に広がる未来を信じて、日々の小さな物事をプラスに捉え、毎日を楽しくポジティブに生きていきたい。

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